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『同志社国際高校、始業式の音声』がリークされる!「今回の事故が起こった直接の原因は、私たちにあるわけではありません」「私たちに責任がまったくないとは考えていません。むしろ非常に重い責任がある」※文字起こしあり








【同志社国際高校・西田校長4月10日始業式 発言全文(文字起こし)】

私は年に8回、この礼拝でお話をしています。

いつも礼拝でお話をする時は、「こんな話をしよう」 「あんなことを伝えよう」と、時間をかけて考えてきます。ただ、今回に関しては、話さなければならないことがはっきりしていて、内容は一つしかないように思っています。そのことをうまく伝えられるかどうか、自分でも不安です。

それでも、しっかりと話さなければならないことですので、よく聞いておいてください。皆さんもご存じのとおり、先月の研修旅行で、私たちは尊い命を失うことになりました。

自分たちの足元にある平和も守れないようなものは、平和学習ではないと思っています。今回の事故の直接的な原因、事故が起こった直接の原因は、私たちにあるわけではありません。しかし、それを未然に防ぐため、避けるため、回避するためのことはできたのではないかと思っています。

そういう意味で、私たちに責任がまったくないとは決して考えていません。むしろ、非常に重い責任があると考えています。この場を借りて、まず皆さんにお詫びします。大変申し訳ございませんでした。いろいろなことが言われていますが、まず一つだけ、皆さんに理解しておいてほしいことがあります。

私たちが教えていることは、思想的・政治的に偏ったものを提供することを目的としていません。そのことだけは信じてください。あるネット上のニュースで、本校の先生が非常に戦争反対を訴えており、それが思想的に偏っているのではないか、政治的に偏っているのではないか、という指摘がされていました。 その先生は、確かに授業でもこの礼拝でも、戦争反対について強い言葉で話されています。

しかし、それは思想的・政治的な主張ではありません。ネット上ではそう書かれていますが、実際は違います。 その先生は、ご自身が子どもの頃に神戸の大空襲を体験し、逃げ場のない恐怖を経験されています。

それは、その先生の実体験です。体験から生まれた戦争反対の気持ちなのです。 その気持ちを、思想や政治に置き換えてしまうのは違うと思います。体験から出てくるものは、何ものにも変えられません。そうした部分について、いろいろな見方がされているようですが、皆さんが不安に思ったり、惑わされたりする必要はありません。その点は安心してください。学校がそのような活動を提供することは、絶対にありません。

それでも、先ほどお話ししたとおり、生徒一人の命を失った事実はあまりにも大きいという風に自覚しています。この点については、これから学校全体で力を合わせて、信頼の回復に取り組んでいきます。今回のことを受け、 学校はある意味でリスタートします。平和の再構築のために、これから進んでいきます。

学校がどのように変わっていくのか、できるだけ皆さんにも目に見える形で示し、安心してもらえるようにしたいと考えています。それと同時に、在校生の皆さんにお願いがあります。

学校はできる限り慎重に運営していきます。もちろん、これがこの場だけの話になるかもしれませんが、皆さんは学校に対して、真の安全を求める権利があります。ぜひ、その権利を行使してください。皆さんが見ていて「おかしいな」 「変だな」と思うことがあれば、どんどん指摘してください。直接校長室に来て話し合いましょう。あくまで話し合いです。私の方から一方的に押し付けることはしません。

皆さんも自分の主張だけを押し通すのではなく、力で訴えるのでもなく、相互理解と問題解決のための話し合いをしていきましょう。それが大切だと考えています。


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